PIE2008
とりあえず適当に撮った写真の一部はフォト蔵に置いときました。
注意書き:ここにはコンパニオンさんの写真はありません。帰れ!
さて今回は東館での開催。1フロア構成になったのはすごく助かります。
あと招待状のある人は業者向けに近いエリア、そうでない人はコンシューマー向けぽいエリアへと入り口を分けて誘導してたのはいい感じでした*1。
以下順不同にメーカー別の感想なぞだらりと。
サイバーグラフィックス
ILFORDの展示をやってて一安心…ってオリエンタル製品の展示がないんですがー。いいのかそれで。
オリンパス
とりあえずμ1030の落下デモができたんで満足。結構鈍い音を立てて落ちているのに普通に動いている、というのに感銘を受けます。
あとE-420ですが普通に良くできてますな。410よりもきびきびした印象です。また、十字ボタンの左だけ任意の機能を振れるようになったのも改善点かな。25/2.8は…ま、普通に売れるんじゃないですかねー。パンケーキじゃなくてもいいから軽量18mmが出て欲しいものです。
…あ、そういや14-35を見てくるのを忘れた。まー一生縁が無さそうだから別にいいか(ぇー
パナソニック
コンパクト系見るの忘れてた!タッチパネル面白そうなのに!
一眼方面ですが、14-150が予想以上にコンパクトで好感。ただし値段がすげえことになってるので早々買えるものでもないですが。
エー・パワー
トイカメラ屋さんという認識では捉えきることのできない「カメラ関連の変なものは任せとけ」的会社。今回も「シーガル二眼レフ用魚眼コンバーター」なんていう強烈な物を展示してました。馬鹿だ!←誉めてます
トダ精光
コンバージョンレンズ屋さん。携帯向け魚眼アダプターとか面白そうだなーと見ていたら「デジタル一眼用コンバージョンレンズ」なんていう商品が出てて驚きました。フロントコンバージョンレンズってコンパクト機専用だと思ってましたよ…*2。
カシオ
例の超高速なアレは偉い人気でした。デモ待ちで長蛇の列を作っていたのはここだけじゃないかなぁ。ちなみにコーワのブースに行くとアレのデジスコ仕様デモがあったりしますよ。カワセミスキーは注目。
あとid:workshopさんに教えてもらったんですが、EX-Z80、あれはかなりインパクトを受けました。いや中身は平凡なコンパクト機なんですけど、画面の演出や見た目回りのカスタマイズへの力の入れ方が凄いんすよ。「フォーカスマークがハート形で合焦すると大きく、合焦に失敗すると失恋マーク」ってカメラ屋一筋だったら絶対思いつかない発想ですよ*3?
コスモス
ピクトランのバライタはちょっと期待。サンプルを買ってきたのでとりあえずテストする予定ですよ。
…あー、でも月光グリーンで用が足りる気がしないでもないな。
ピクトリコ
セミグロスとベルベッティの区別がつかない件。
実際現物で比較するとセミグロスの方が光沢が強めですが、ブラインドテストされたら見分ける自信がないなあ。
あーちなみにベルベッティがセミグロスに統合されるというようなことはないようです。完全に別物としているようですね。
X-Rite
新しいカラーマネージメントツールであるところのcolormunkiに大注目。モニタとプリンタが計れる廉価タイプがやっと出てきましたよ。
面白いのはプリンタプロファイルの測定。基本となるパッチ数は少ないのですが、精度を追い込みたいときは追い込みたい写真を読ませてその写真に最適化されたチャートを出力させるという仕掛けが入っているのですよ。
出力センター系や印刷系だと「どんなデータでも対応できるよう多数のパッチを使って全体の精度を上げる」というアプローチをしないといけないわけですが、「とにかく簡単に色を追い込みたい」という人にはかなり良さそうなハードウェアを言えるんじゃないでしょうか。かなり期待。
ColorVision
Printfix…じゃなかった、Spyder3Printですが。
新しく付属される定規は他社の測色器みたいにラインでパッチを読むようにするためのものじゃないそうです。何そのがっかりな仕様。それだったらPrintFixで用が足りちゃうよなぁ。
ニコン
前から気になっていた「P5100にMFなり焦点固定モードってつけられないの?」という疑問をぶつけてみました。回答は「温度などによる精度変動があるため無理」。うーん、コストを考えれば機械精度の甘さをAFで補うという考えも分かるんですけどねえ…。
あ、そういや一眼とか全然みていないや。
ソニーとキヤノンとペンタックス
全く見てませんすいません。正直気になる物件がないもので…。
あーただぼんやりとですがソニーは「古典的な写真を撮る道具」という方向を完全に切ってきている印象を受けました。ターゲットは紙じゃなくて液晶、というか。
まーカシオも昔からそんな感じでしたけど。
富士
画彩の黒白用は「フジブロAM風」と書くと一定年齢以上の方に伝わりやすいかと。流通も良さそうだし、ちょっと試してみたい人にはいいんじゃないでしょうか。
用品関係
TEMBAのメッセンジャーは結構良さそうでした。カメラ+ノートPCが入る鞄で薄い奴ってあんまりないんですよね。
あと面白かったのは三脚ネジが内蔵されたコンパクト用セミハードケース。あれはアリだと思います。
ノーリツ
写真店向け提案ものがここ数年の傾向ですが今年はいつにも増してアグレッシブだったような。というかコダックも富士もラボ向け展示があんまりやる気なかったように見えてですね。
…このイベント、ラボショーも含まれてたんですよね?
ざっくり見て回って
祝日に回った割にゆったりしてたのが非常に気になりました。絶対的な入場者数が減ってるよなー、これ。いくら新製品がPMAでほとんど出たからといって、これだけ閑散としてると数年のうちに中国あたりのショーに入場者が抜かれるんじゃないかっていう気がしますよ。