偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

hanaさんと横木安良夫さんのトークイベントに参加してきましたよと

昨日ひととおり見てて疑問に思ったことがちらほらあったんで質問できればいいのう、ということで再度ギャラリーに顔を出してきました。うわあ、客層がくどい!*1
hanaさんが昔どんな写真撮ってたのさ、て話から始まって今回の写真展の写真について語るという流れ。結構質問させてもらったりしてなんとなく疑問は解けた…のかなあ。なんかよく分からん部分も。

思ったことちらほら

たぶんきついことを書いちゃうんで以下ファンの方にはおすすめしません。
うーん、やっぱり「写真展」なり「本(あのえい文庫の本は写真集、じゃないよねえ…)」なりといった「一定の空間」を自分の世界観でまとめあげる構成力つーのはすごいと思います。ただねえ、写真じゃなくてもいいような気がするんですよこの人。
「居心地のいい空間を作り上げてお客さんをもてなす」というテーマがあって、場を埋める表現媒体としてたまたま今しっくりきたのが写真であった、というのは分かる。分かるんだけど、その先の「なんで写真なの?」ていう問いに対しての答えが結局分からんままなんですよ。というか意図的に答えを出してない、もしくは考えないことにしている、のかなぁ。
下手に言語化すると世界観が壊れるからあえて掘り下げてないんだとするとちょっと足元が脆弱すぎる気がしますし、また逆に売り出すために言語化することを伏せてるんだとすると*2したたかというにはちょっとアレ。
まあ身内で「この写真気持ちいいねー」とやってる分にゃあんま問題はないと思うんですけど、なまじ半端に影響力を持ちつつある人がこういうスタンスでい続けることは正直不健康なんじゃないですかねえ。
自分の世界を作ってもてなす、ということとそこにカメラを持ち込むというところまではともかく、その先にあるはずの「写真を見せる」という部分に対しての妙な軽さが最後まで引っかかった写真展でした。

*1:8割くらいがおっさん、5分が若い男性、残りが女性って感じかなあ

*2:すごく穿った見方で我ながら嫌なんですけど