偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

散歩写真の定義について

昔自分のページに書きなぐってた文章について問い合わせが来まして、改めて読み直してみたら案外いいことを書いてあったので保護する意味も含めてここに書き残しておきます。

散歩写真とは・・・散歩を目的として町中を歩き、気が向いたら写真を撮る極めて求道的でない写真撮影の形態。
「銀のアルミケースと巨大三脚で眉根を寄せて撮影する」行為の対極にある(古関が何となく定義)。

さて、学生の頃から、撮影バイトのとき以外は「カメラ1台に標準か広角レンズ1本、フィルムはポケットに入るだけ」というスタイルで写真を撮るスタイルに変わりはありません。
自分の場合、「まず写真ありき」というわけでなく、「散歩のついでに気になるものを写真におさめる」…って感じで写真を撮っていくので、余計な機材は邪魔にしかならないのです。
重くて散歩できなくなるし、どうせいろいろ持っていっても使いきれないし。

第一、最小限の機材で出かける方が、撮影対象に対して集中できるような気がしませんか?「写真を撮りに出かける」わけであって、「カメラを使いに出かける」訳ではないのですし。

これを書いたのが1999年前後だったかな。6年くらい経過する訳ですがあまり撮影スタイルは変わってませんねえ。デジタルカメラを持ち歩くことが増えましたがカメラ一台にスペア電池をポケットに入れてぶらぶらって感じですから…ってだめだ。iBook担いでる時点で軽装じゃねえや(苦笑)。
でも銀塩のときはC35とかHEXAR一台で歩いてますし、散歩写真精神は変わってないということにして逃げておきます。オチなし。

ちなみに

「散歩写真」てのを最初に使い始めたのは写真家の丹野清志さんと記憶しています。その名もずばり「散歩写真入門」なんて本も書いてますしね。私もこれを読んでかなり影響を受けました。今入手できるかどうかは分かりませんが、もし見掛けたら手に取ってみてください。