パンフォーカスにピントを合わせる。

id:delteltaさんとこの記述に興味を持って日本カメラの件のページをちょっと眺めてきました。
これねー、文面を字面通りに受け取っちゃだめっすよ。たぶん文中で言いたいのはこんなイメージ。

中判のカメラ(確かこの方マキナかなんか使ってましたな)をがっちり構える。
向かいにあるのはやや朽ちかけつつも存在感がはっきりした建物(鉄筋が望ましい)。
ピントを5m程度にセットして絞りリングをかちかちと回していく。
脳内にあるフォーカスマットの中でじりじりと結像していく建物の壁。
そして全体像が現れると共にこちらに向かってくる建物の殺気。

…「回してるのはフォーカスじゃなくて絞りじゃん！」って突っ込みは野暮ってもんです。
この場合は絞り込んでいくことで全体像がはっきりしてくるイメージが必要なのであくまでもフォーカスは固定。だから「パンフォーカスにピント」じゃなきゃいけないんですよ、この文章は。

余談

「学校教育がゆさぶられている」云々の文章はなかなかくらっとしました。気持ちは分かるがそこをなんとか。