偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

圧倒的に正しい、しかし面白くない

はてブのhotentryに上がってたこれ。

スナップと肖像権の話については近年かなりやかましくなってて、この辺について語ると8割方揉め事になるんであんまり突っ込みたくはないんですが、「この撮り方ならWebで公開しても大丈夫」という消去法のアプローチで写真を撮るてのはどーなんだろうなあと思うのですよ。いや確かに間違っちゃないし確実なんだけどつまんなくね?っていう*1
横顔とか後ろ姿は一見絵になりやすいんでつい撮っちゃう気持ちも分からんではないんですが、人物を撮るときに試しに正面顔と後ろ姿を撮ってみてください。印象に残るのはどっちですか?
別にWebじゃなくてもいいんですが、「これ撮っても公開できないから」という理由でシャッターを切ることをためらうような体になっちゃうのはすごく勿体ないことだと思います。どっちかってーと「Web公開できないけどこんなん撮っちゃったぜhehehe」くらいの気持ちで撮れるようになった方が写真の腕は上がってくんじゃないでしょうか*2

余談

昨日出た「へうげもの」5巻の中における石田三成千利休のやりとりがそんな感じで非常に面白かったのでおすすめ。
「面白き」を説明してくれなければ理解できないという石田三成と「面白き」は感じ入ることを積み重ねることでしか理解できないことがあると説明する千利休。茶に限らずこういうやり取りってよくありますよね。

へうげもの(5) (モーニング KC)

へうげもの(5) (モーニング KC)

*1:ていうかおされ写真人類は後ろ姿と横顔が好きすぎるよな!←読者を減らすような発言はやめときましょう

*2:ただまーあくまでも限度問題なんですが。半端にボーダーラインを作るとそれを基準に極端な方向に寄りやすい傾向みたいなのがあるよなー、人って