天下の暴論
RAW搭載コンパクト機が増えないのは現像が下手な人の声がでかいから説。
つかさー、
いい加減「RAW=高画質モード」みたいな触れ込みで媒体に記事を書くのはやめませんか>各社さん。あと変なAdobeRGB信仰もそろそろ止めるべきー。
あと写真屋さんは
そろそろ印刷屋さんのワークフローで「写真」を作ることのおかしさについて大声でアピールしてもいいと思うんですがどうか。
コメントお返事ついでに追記
やぱし「印刷」しないと気がすまない人が多いんでしょうかね?
モニタで見る写真も悪かぁないんですけど、真っ当なプリントは全然別物っすよ。
…てのはいいとして、ここで取り上げたいのは印刷の方法論でデジタル写真の出力を語るのは危ういんじゃないの?つー話で。
印刷媒体向けに写真を撮ってご飯を食べてる人の場合は「撮ったものがどうやって分解されて印刷されるか」ということを前提に考えないといかんですが、特にアマチュア写真家みたいに最終の成果物が写真プリント(含む自家インクジェット)の場合、刷り色だけに注目して作品を作っちゃうと大事なものを見落とすんじゃないかなーと思うのですよ。
写真て発色よりも階調表現がキモだってことを忘れちゃいかんですはい。
CANONのA5とかの時代は「まぁTIFFとかより小さくなるし」って理由で高画質モード的意
味合いで実装されてましたね。
うーん、あたしゃ逆に「高画質モードの一種」としてRAW撮影モードが最初に実装されたことが不幸の始まりなんじゃなかろうかと思います。そして数年前まで結構あった「RAW撮りすると化ける」タイプのデジカメがその不幸をエスカレートさせたんじゃないかなと。
RAW現像って「元々表現したいものがあってそれには撮りっぱなしの絵ではたどり着くのが遠い」という人のためにあると思うんですね。
そこを忘れて*1「RAW撮りだと高画質な絵が!」というところだけクローズアップすることで
- 補正の基礎が分からないままいじってうまくいかない
- うまくいかないのをソフトのせいにする*2
みたいな人が騒いで以下略、みたいな。
発売されるデジカメにRAW撮りが搭載されることは大歓迎なんですがねー。いっそ以前のカシオファーム機みたいに隠しコマンドを使ったりとかCHDKみたいなソフトを経由しない限りコンパクト機ではRAW撮りできないっていう風にした方がいいんじゃないかとさえ思ったりします*3。