偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

Ektar100続き

もう2〜3本撮ってみないとちょっと分からん部分がまだたくさんあるんですけど、コメントも盛り上がってるのでもうちょっと続けてみますよ。

粒状性

かなり微粒子なのは確か。ちゃんと撮ったネガなら半切くらい軽く伸ばせるんじゃないか、っていう予感を抱かせる雰囲気があります。逆に言うとL判じゃ勿体ないのでちゃんと大伸ばししてみて欲しいです。

発色傾向

富士みたいな完全ニュートラル傾向じゃないのは確かかなあ。素直にスキャンすると赤みが強く乗りがちなんでどこまで赤を抑えるかは人によって判断が分かれるところ。
増田くんが言うところの「緑かぶり」てのは過剰補正の結果でないですかね。
気になったんでFlickrに貼った奴をもう一度いじってみたんですけど
Scan-090201-0003
before
Scan-090201-0003_re
after
しまった、あんまり変わらねえ…orz
あと、派手か地味かってのも正直なんとも。派手な物を撮れば派手に、地味な物を撮れば地味にって感じ。
また、ちゃんと光を回してあげないと冴えない絵になりやすいかな、とも思いました。ひょっとしたら実効感度がちょっと低い?っていう疑問が発生したので2本目は感度80で試し中。

あと気になったこと

良くも悪くも素直というか、ちゃんと撮らないとちゃんと写ってくれないというか。腕が悪いのがそっくりそのまま上がりに反映されてしまうんで、正直撮り手も焼き手も選びます。
たぶんこれからWeb上にいろいろレビューが出てくるとは思うんですけど、人によってかなりバラバラな感想が出てくるんじゃないですかねえ。表面だけ見た印象だけで語っちゃうと思い切り的を外しちゃうかもしれませんよ。

現状での感想

昔のIMPRESA50みたいに上がりを一目見てぞくっとする、ってほどのインパクトはないものの、フィルムに腕が試されている撮影感覚や補正をいれたらその分ちゃんと色が出てくるあたり確かに正統派の高級カラーネガの血筋を引いていると言っていいんじゃないでしょうか。いろいろ厳しい状況の中、よく頑張ったと思います。
あとはちゃんと手焼き仕上げしたプリントを見たいなーと思っているのでマシなカットをなにか撮っておきたいですね。スキャンだと見えてこないものはたくさんありそうな予感がしますし。