偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

デジカメの進歩と作風とか

銀塩で長いこと作品を作り続けてる人ですと「一種類の機材といつものフィルム」っていう組み合わせの人がよくいますよね。こういう人だとカメラ本体を変えようともレンズとフィルムが一定である限り「こういう調子は誰それさん調」みたいな作風も作れたりする訳です。
で、ひるがえってデジカメ。もうかなり普及してある程度落ち着いたとはいえ、まだモデルチェンジごとに結構画質が変わるじゃないですか。短期的に見たら画質が良くなっていいじゃねえかという見方もできるでしょうが、でも長期的に見たらモデルチェンジごとに極端な写りの変化があるってのはどうなんでしょう。カメラが変わることで絵が変わってしまうというのは特定のテーマを追う人にとっちゃまずいんじゃないでしょうか?
まあ「まだ過渡期なんだから長期の作品向けにデジタルなんぞ使うな」と言ってしまえばそこで終わりなのかもしれませんが…。
今はそれほど話題になっていませんが、ちょっと前の2/3型ハイエンド機やNikon D1/D1Hみたいに「いい機種なんだけど後継になるものがないデジカメ」を使ってる人あたりにゃこの辺の問題が今後じわじわと出てくるんじゃないかと思ってみたりします。複数台保有していても修理部品の問題なんてのが残りますしね。

にしても

E-10とかDiMAGE 7HiとかCONTAX i4Rとか「二度と似たコンセプトの機種は出ないであろう機種」*1ばかり惚れ込んでしまう自分の趣味はどうにかならんものでしょうか。どの機種も潰れたら後がないものばかりだぞ(笑えない)。

*1:DiMAGEはAシリーズがあるじゃないかと言われそうですが、A1は7系とCCDが全然違うんで同じ写りにならないのが難だし、800万画素機はRAWの使い勝手が悪いという問題があります。かといって7iだと7Hiより色域が狭いですしね…