偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

なんとなく思い出したので黒白とモノクロの違いについてメモ。

似てるようで意味が違うっていうのは写真屋さん筋以外ではあまり知られてない気がしたので。

  • 黒白写真…その名の通り黒と白のみで構成された写真。何故白黒でなく黒白と呼ばれるかというと、「Black&White」を直訳したから*1
  • モノクロ写真…黒白に限らず単一の色で構成された写真を指す。セピアやセレニウムのような調色された写真や、カラーからカラーペーパーへ黒白風に起こしたような写真*2はこっちに分類される。

ということで、黒白写真を「モノクロ写真」と呼ぶのは微妙に正しくないということをなんとなく覚えておけばよろしいかと。
しかし従来なら黒白フィルム+黒白印画紙という分類しやすい枠がありましたが、今のデジタル全盛の状況で考えた場合こういう分類って意味があるんですかねえ。ラムダ+黒白ペーパーとかグレーインクのみのインクジェット出力やデジタルネガ+密着焼きというような手段を取らないことには黒白プリントと呼べるものは作れないし、第一デジタル撮影をしたらCCDに光が届く前にカラーフィルターを通過するわけですから厳密には黒白と呼べないわけで。ううむ…。

*1:という風に教わったけれどひょっとしたら違う理由があるかも。このあたりは割とうろ覚え

*2:最近のミニラボで作れるモノクロ写真とか