偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

DiMAGE 7〜A系における「おいしい焦点距離」について考える

35mm判換算で言うところの28-200mmというかなり高倍率なズームレンズを乗っけているDiMAGEのハイエンド系列ですが、高倍率なズームの割に良く写るとはいえ美味しい焦点距離自体はあまり多くありません。
つーことでメモ的に各焦点距離の印象なぞ書いてみます。異論のある方はコメントで。

  • 換算28mm…周辺が流れるわけでもないので使えるけど、歪みはかなりきついのでかなり神経を使わないと扱いにくい。
  • 換算35mm…広角域における常用焦点距離。破綻なく便利に使えて美味しい。ただしたまにフレーミングによって歪曲が目立つときがあるのが謎。
  • 換算50mm…常用しております。あと5cm寄れたら言うことなし。
  • 換算85〜135mm…たぶん描写的にはこの辺がベスト。特に換算100mmあたりはかなりいいです。
  • 換算200mm…テレマクロとして使う分にはいいんだけど、中距離以遠では微妙に解像が足りてない気がするんですがどうか。猫撮りに使いたいんだけど使うのにとまどう感じ。

基本は35/100mmで、そこに50mm域を追加するというような使い方をしている分にはあまりズームっぽさを感じなくて良い印象があります。人によってはこのレンズのことを「35-135mm+テレコン+ワイコン」と呼んでいたりしますが、確かにそう読むと理解しやすいレンズと言えます。両端はおまけ…とまでは言わないにしてもちょっとひと工夫しないといけない焦点域というか、そんな感じで。
気になるのは広角域の歪曲。歪むのはいいとして、補正のされ方がどーも素直じゃないんですよ。分かりやすい歪曲の仕方だったら画像処理で補正が利くんですけど、ところどころ直線が波打ったみたいな写りになるときがあってこれはもうどうにもお手上げ。まー高倍率ズームに贅沢を言う方が間違ってるとはいえ、この辺はどうにかして欲しかったところであります。