偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

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RAW現像ソフト、LightZoneについての日本語情報まとめ

RAW現像ソフトについてまとめる作業をしてて知ったLightZoneというソフト。Javaベースで動いてLinux版ならフリーで使えるという品なのですが、いかんせんソフトについての情報がないのでここに検索で拾った日本語での記事をまとめておきます。

Open Tech Pressより2題。まとめという点では前者の記事が一番良くまとまってるんじゃないでしょうか。

TidBITS日本語版より。写真編集ソフトについての考察の中にLightZoneも取り上げられています。

個人blogで話題にしてるところで見つかったのはこの2件くらいかな。日本ではまだマイナーなソフトと言っていいんじゃないでしょうか。

で、そもそもLightZoneってどういうソフトなのよ

他にない機能としては調整パラメータをPhotoshopの調整レイヤーっぽく重ねていく調整UIと、トーンを調整するために用意されたZoneMapperという2点が注目すべき点でしょうか。
ZoneMapperはゾーンシステムをトーン調整に応用した機能というと暗室経験のある人には通じやすいんじゃないでしょうか。プレビューを見ながら「このあたりのトーンをゾーンVに割り振って…」みたいな調整を直感的に行えるのがミソ。暗室をやってた人だったらトーンカーブよりも確実にこっちの方が使いやすいですよ。
あとは選択範囲に対して部分的に調整ができるのもこのソフトならではと言える部分ですね。レタッチソフトに現像後のファイルを持っていかなくてもある程度の調整が済ませられるというのは他のソフトでも工夫されているところではありますが、選択範囲に対して補正が適用できるソフトってのはあまり聞いたことがないですから。

試用してちょっと気になったこと

  • 日本語ディレクトリに入っているファイルに対しての現像の挙動が怪しいというか現像できない
  • 現像してないのに何故かppm形式の画像が生成されている*1

とりあえずはこのくらいですかねえ。できることが多いのでもうちょっといじってみないと分からないことがあるような気がするのでぼちぼち検証してみますか。

*1:これは設定の問題のような気もする